恥ずかしきかな中二病

中二の頃(正確には15~19歳くらい)に書いていた詩を、物思いに耽りながら綴っていきます。歌メロのついたものも多数あり♪

2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧

現想

窓から漏れる月の嘆きは 闇夜を彩る 渦巻く現 蜘蛛の螺旋に眩く空へ この躰を堕とせば...夜明けは近く さあ夢を見よう 快楽の園で 絶望の後で さあ夢を見よう 快楽の果てに見た最後の現想を... 残された抜け殻に輪廻を終えた魂が宿る頃 もう一つの絶望が窓を…

MOSQUY

小さくて小さすぎて 忘れそうになった 優しくて優しすぎて 痛みさえ消えて行った 遠くにいて見えない物 降り注ぐ切なさも 近くにある見えない物 つぶれそうなその弱さ... 振り返る度に怖くなるから

短命の花々

最後の夜に...傷跡を残して... ガラス越しに見る君は 色褪せ消えて行く どれだけ叫んでも届かない 銀色に光る月の様に僕の目を奪い 悲しみが降り積もる闇の中へ溶けて行く 愛しい君の夢を見て 切ない君の幻を追う 孤独を一人彷徨っていた 君を探して ガラス…

Delusion Gate 『妄想の扉』

空を刻んだ声はかすれて行く 砂に埋もれた"彼"が目覚める夜 時を刻んだ針はさび付いて 「誰も知らない、誰も戻れない...」 消えかけた面影を追いかけていた 雨に濡れた躰...夜に落として 届かない切なさを叫び続けた 目の前の『妄想の扉』が開く 胸に刻んだ…

Dearly...

通り慣れたこの道のむこうに 君がまだ待ち続けているのなら 忘れていたあの頃から続く まだ解けない答えを探して あなたさえ見えなくなっても 声が聞こえなくても 切なさに流した涙を 抱いて...抱いていたい

失望の闇を抜けて...

ここは、暗く何も見えない失望の闇... ただ、時を刻む秒針が微かに聞こえる ただ、眠りを呼ぶ毒の香りが微かに臭う ただ、手に触れる冷たい温もりが恐怖を誘う ここは、暗く何も見えない失望の闇... ただ、深く響く赤い雫が微かに聞こえる ただ、たえまない…

鏡に消えた歌声 -Deep in Mirror-

壊れた記憶を映し出したら 忘れた貴方がよみがえる 幾つも重ねた夜が過ぎたら 鏡に消えて行く歌声を...Deep in Mirror 壊れて行くのはアナタが愛した 僕には理解さえ出来ないもの 幾つも重ねた夜が過ぎたら 鏡に映ったアナタに呼びかける

Dear Silence

何も見えなくなった夜 僕は... 静まる瞬間(とき)に包まれていた 誰も見えなくなった朝 独り... 灰色の眠りの中で... 戻せない時間を数えて 戻れない追憶に染まってゆく 戻せない貴方の時間と... 戻れない静寂を探し続けた 貴方に重ねて見ていた幻は... 空白…

In Scribe

右腕のマヒがまだ続く朝 再生の時を待ち空を切り刻む 終わりの予感さえ美しく... 抜け出せない鏡の中で祈り続ける 幻覚に消えて行く思い出の様 忘れられて行く儚い時を... 誘惑の実を食べよう さあ モザイクの裏側へ行こう 今から... 二重螺旋の構造を...『…

約束

深まる夜の影に つないだ指が消えて行く 流れる月の夢に 重ねた遠い記憶 I Promise You... 忘れられず 何度も募る切ない程に I Promise You... 全て捨てて あの日の様に いつかの様に 抱いて泣いて 壊してしまった

endless nightmare

錯乱していたのは鏡の中の僕... 覚醒していたのは貴方の中の僕... 開花したステンレスの花弁は 粉々になった君のカケラに寄生する 『エンドレス・ナイトメアー』 翼を無くした天使は...深い澱みに沈み... ―――黒く濁った僕の様 透明すぎる君の躰を赤い滴が汚…

DARKSIDE SMILE

幕は落とされた 儚き犠牲者よ その声はもう響かない 仮面の裏側 にやり笑う 偽善者さ