恥ずかしきかな中二病

中二の頃(正確には15~19歳くらい)に書いていた詩を、物思いに耽りながら綴っていきます。歌メロのついたものも多数あり♪

鳥籠

誰もいない部屋 揺れる鳥籠 窓辺には枯れた花びら

生温い風が羽根を巻き上げ涙を乾かしてゆく

もうどれだけの独りの夜を繰り返せばいいのだろう

こんなに綺麗な星の夜なのにまだあなたは帰らない

 

これ以上何もいらないと思えた貴方さえいればそれだけでよかったのに

この窓の向こうの景色を眺めて溢れる思いを閉じ込めていた

 

もうどれだけの独りの夜を繰り返せばいいのだろう

あんなに優しい夢の後なのにもう貴方は帰らない

 

これ以上何もいらないと思えた貴方さえいればそれだけでよかったのに

この窓の向こうの景色は今でもあの日の幻想を運んでくれる

誰もいない部屋 床には壊れた鳥籠 生温い風は咲き誇る花を扇ぎ

踏み出せば青く果てしない自由だけど

離れられずに今も空を見上げて

 

貴方を想い過ぎた鳥籠の中