恥ずかしきかな中二病

中二の頃(正確には15~19歳くらい)に書いていた詩を、物思いに耽りながら綴っていきます。歌メロのついたものも多数あり♪

深想 -deep ill-

桜舞う澄み渡る空へ 一筋の淡い光 悲しそうに揺らめいて

独り残されたこの部屋で僕は過ぎ去りし日々を数え

声を枯らし泣き叫んでいた 静寂に潰されながら

 

音も無く降り積もる闇は空白の僕の心を満たすように埋め尽くし

もう戻れない過去を悔やむほどに触れられない無力な腕

沈んでゆく貴方さえも救い出せない

苦悩に阻まれた世界で見上げた空は遠過ぎて

 

風に乗せた貴方への想いは果て無く この腕から羽ばたいてゆくよ

途切れぬよう繰り返した想いは今でもこの心に深い傷跡を残し

揺れるような淡い溜息を濁して

 

風に乗せた貴方への想いは宛て無く この腕から枯れ落ちてゆくよ

途切れぬよう繰り返した想いと痛みはこの心に拭えない失望の雨を降らし

目を閉じれば絶え間なく溢れる面影 手を伸ばせば遠のいてゆくよ

白けだした夜に沈む街並みを見下ろし 息を止めて わずか3秒の逃避行

光の無い揺るぎ無い現実にサヨナラ

 

沈み込む深想へ