恥ずかしきかな中二病

中二の頃(正確には15~19歳くらい)に書いていた詩を、物思いに耽りながら綴っていきます。歌メロのついたものも多数あり♪

Dearly...

あなたさえ見えなくなっても 声が聞こえなくても

 

青空に舞い上がる もう手の届かない あの白い羽根のよう

つないでいた指の温もりさえも消えて 面影だけ残った

 

振りほどけない痛みに怯え

立ち尽くした僕に空はあまりにも遠過ぎて

 

あなたさえ見えなくなっても 声が聞こえなくても

切なさに流した涙を抱いて...抱いていたい

 

淡い風が奪った温もりの行方は 遥か空の彼方へ

頬をつたう涙は 一つ一つ続いた足跡をぬらしてゆく

 

振りほどけない悲しみさえも

守っていた僕の空に白い羽根が降り注いで...

「あの空にも...もう手が届くよ」

 

あなたさえ見えなくなっても 声が聞こえなくても

切なさに流した涙を抱いていても 壊れそうで...

 

果てしないこの空の向こうで 誰を探しているの あなたは...

触れられないこの腕の中で泣いて...泣いていたい

 

切なく零れ落ちた涙を抱きしめながら

潤した このユメに積もる羽根に埋もれて