恥ずかしきかな中二病

中二の頃(正確には15~19歳くらい)に書いていた詩を、物思いに耽りながら綴っていきます。歌メロのついたものも多数あり♪

2021-12-04から1日間の記事一覧

現想

窓から漏れる月の嘆きは 闇夜を彩る 渦巻く現 蜘蛛の螺旋に眩く空へ この躰を堕とせば...夜明けは近く さあ夢を見よう 快楽の園で 絶望の後で さあ夢を見よう 快楽の果てに見た最後の現想を... 残された抜け殻に輪廻を終えた魂が宿る頃 もう一つの絶望が窓を…

MOSQUY

小さくて小さすぎて 忘れそうになった 優しくて優しすぎて 痛みさえ消えて行った 遠くにいて見えない物 降り注ぐ切なさも 近くにある見えない物 つぶれそうなその弱さ... 振り返る度に怖くなるから

短命の花々

最後の夜に...傷跡を残して... ガラス越しに見る君は 色褪せ消えて行く どれだけ叫んでも届かない 銀色に光る月の様に僕の目を奪い 悲しみが降り積もる闇の中へ溶けて行く 愛しい君の夢を見て 切ない君の幻を追う 孤独を一人彷徨っていた 君を探して ガラス…

Delusion Gate 『妄想の扉』

空を刻んだ声はかすれて行く 砂に埋もれた"彼"が目覚める夜 時を刻んだ針はさび付いて 「誰も知らない、誰も戻れない...」 消えかけた面影を追いかけていた 雨に濡れた躰...夜に落として 届かない切なさを叫び続けた 目の前の『妄想の扉』が開く 胸に刻んだ…