失望の闇を抜けて...
ここは、暗く何も見えない失望の闇...
ただ、時を刻む秒針が微かに聞こえる
ただ、眠りを呼ぶ毒の香りが微かに臭う
ただ、手に触れる冷たい温もりが恐怖を誘う
ここは、暗く何も見えない失望の闇...
ただ、深く響く赤い雫が微かに聞こえる
ただ、たえまない生温い風が微かに感じる
ただ、跡切れそうな貴方への思いが失望を募らせる
このまま堕ちて行くなら どこまでも堕ちて行ける
このまま消えて行くなら 最後の祈りを捧げたい
もうすぐ月が輝きだす頃...