あなたさえ見えなくなっても 声が聞こえなくても 青空に舞い上がる もう手の届かない あの白い羽根のよう つないでいた指の温もりさえも消えて 面影だけ残った 振りほどけない痛みに怯え 立ち尽くした僕に空はあまりにも遠過ぎて あなたさえ見えなくなっても…

桜舞う澄み渡る空へ 一筋の淡い光 悲しそうに揺らめいて 独り残されたこの部屋で僕は過ぎ去りし日々を数え 声を枯らし泣き叫んでいた 静寂に潰されながら 音も無く降り積もる闇は空白の僕の心を満たすように埋め尽くし もう戻れない過去を悔やむほどに触れら…